Documents/GUIのチュートリアル(CueMol2)/Step4CueMol: Molecular Visualization Framework |
[ GUIのチュートリアル indexへ戻る | <--前に戻る | 次へ--> ] レンダラーの追加と削除選択部分に対してレンダラーを追加オブジェクトには,好きなだけレンダラーを接続することが出来ます. 現在,オブジェクト"lysozyme"に接続されているレンダラーは "simple1"(タイプはsimple)だけです. 現在,lysozymeの残基Val2からPhe3までが選択されていますが(されて無い場合は Step3を見て選択してください), ここで新たなレンダラーを追加してこの部分をballstickモデルで表示してみましょう. ターゲットの分子オブジェクトを選択し, 下にある レンダラー作成ボタンを押すと, 下図のようなダイアログが表示されます*1. ファイルを読込んだ時に出てくるダイアログと似ていますが,Object:のところが 変更できなくなっています*2. 図のようにDropdown listboxからballstickを選びます. さらに,Selection:という項目に,初めからチェックが入っており, その横のDropdown listboxにはA.2:3.*という文字が入っています. これは,先ほどMolStructパネルで選んだ部分に対応した選択文(後述)です. このまま変更せずにOKをおすと,残基Val2からPhe3までに対して新規レンダラーが作成されます. Recenter viewという項目にもチェックが入っていますが,このままOKを押すと, 新規作成されたレンダラーが画面中央にくるように,分子ビューの視点が移動されます. 現在の視点を変更したくない場合は,チェックを外します. 最後に,"Renderer name:"という項目がありますが, ここには新規作成されるレンダラーの名前を入れますが, CueMolが現在使われていない名前を勝手に判断して,適当な名前が最初から入っています. (先ほどファイルを読込んだときにはスルーしましたが,何も入れなかったのでsimple1という名前がついてしまってたわけです.) この状態では名前はballstick1となっていると思いますが, 何か分かりやすい名前を付けたい場合は,Renderer name:を入力してください. OKを押すと新たなレンダラーが作られ,lysozymeのレンダラーとして追加されます. Sceneパネルのほうも,追加が反映されています. simple1以外に新しくballstick1が追加されています. 分子全体に対してレンダラーを作成現在の選択状態にかかわらず,ともかくも分子全体に対してレンダラーを作りたい場合があるかもしれません. そういう場合は上述のSetup rendererダイアログボックスのSelection項目左横のチェックを外してOKを押せば,選択が無視され,全体に対してレンダラーが作成されます. ここでは,上図のような状態にして選択を無視させ,ribbonレンダラーを全体に対して作成しましょう. 最終的には,上図のような状態になるはずです. その他上の例ではselectionを無効にして全体に対するribbonレンダラーを作成しましたが,他に,
などいくつか他の方法でも可能です. また,2つ目の方法を応用すると,現在選択されている部分とは別の任意の部分に対してレンダラーを追加することが可能です. レンダラーを削除"ballstick1"を選択して下方の削除ボタン()を押せば,
このballstickモデルを削除することができます. あとから表示部分を変更するレンダラーを作って後述のプロパティーなどを設定してしまった後で, 表示部分を変更したい場合が出てくるかもしれません. 現在,lysozyme/ballstick1レンダラーは,残基Val2, Phe3の2残基に対してのみ表示するように作られていますが,これを途中で残基Val2〜Glu7まで表示するように変更しなければならなくなったとしましょう. まず,MolStructパネルから,下図のように,A2Val〜A7Gluを選択して,矢印ボタンを押し,対象部分を選択します.(MolStructパネルについては,前ページも参照) 次に,Sceneパネルでlysozyme/ballstick1レンダラーに対応する項目を右クリックするとcontext menuが表示されますが,そこで「Selection」→「Current」を選択します. すると,以下のようにballstick1の表示が,Glu7残基まで拡張されたことが分かります.(図では,見やすくするためにballstick1以外のレンダラーを非表示にしています.表示非表示の切り替え方法は../Step2-1を参照してください) それでは,次に進む前に,ballstick1の表示部分をもとに戻しておいてください(単にUndoしてもよいが,Val2, Phe3をMolStructパネルで選択して,上記同様にSceneパネルのcontext menuから変更してもよい). |