Documents/GUIのチュートリアル(CueMol2)/Step2-1CueMol: Molecular Visualization Framework |
[ GUIのチュートリアル indexへ戻る | <--前に戻る | 次へ--> ] 複数の分子の読み込みさらに,他の分子を読み込んでみます(PDBファイルの読み込み参照). ここでは例としてグルタミルtRNA合成酵素とtRNA(Glu)複合体の結晶構造を用いています (PDBID: 1G59). オブジェクト名は1G59に,Rendererはtraceにします. "trace"レンダラーでは,デフォルトでは上図のように蛋白質だとCA(α位炭素)原子, 核酸だとP(リン酸基のリン)原子のみが直線でつながれて,表示されます. Scene, Object, Renderer, View以下の説明では,Scene, Object, Renderer, Viewという概念が頻出するので, ここで説明しておきます.
以上の図のように,シーンは,複数の分子などのオブジェクトと,それらに接続されているレンダラーを含む全体をあらわすものと捉えてもらえばよいと思います. 複数Sceneや複数Viewを扱う方法などは後で出てきます. "シーン"パネル現在CueMol上に読み込まれているオブジェクトの一覧は, シーン(Scene) パネルに表示されています. Sceneパネル,中央部分には図のようにツリー状の一覧表示があります.
名前の左の三角をクリックすると,そのオブジェクトに接続されているレンダラーが非表示になったり,展開されて表示されたりします. "Name"カラムにはオブジェクトやレンダラーの名前が表示されています.
ということになります. 表示・非表示とロックツリー表示の横のカラム(Vカラム)に目玉印がありますが, これをクリックするとそのレンダラーの表示・非表示が交互に変化します. オブジェクトのばあいは,そのオブジェクトに接続している全レンダラーが表示・非表示されます. さらにその隣には,最上部にLと書かれたカラムがありますが, これをクリックするとその項目のロック・非ロック状態が交互に変化します. ロックされている項目には,上図のように鍵アイコンが表示されます. ロックされているレンダラーは,クリックなどに反応しなくなります. オブジェクトのばあいは,そのオブジェクトに接続している全レンダラーがロックされます. 上図では,lysozymeオブジェクトがロックされた状態になっています.この状態では,lysozymeに接続したレンダラーすべてがクリックに反応しなくなります. オブジェクトの削除次に,Sceneパネルで"1G59"を選択した状態にして, 下のボタンをクリックすると そのオブジェクトが削除されます. CueMol2では,削除したものは完全に消えてしまうわけではありません. 削除に関してそれほど神経質になる必要は無いでしょう. 間違って消してしまった場合は,メニューEdit→Undo (あるいはツールバーのボタン) で取り戻すことが出来ます. シーン背景色の変更SceneパネルのScene名の部分を右クリックしてコンテキストメニューを表示させ, 図のようにBackground colorから色を選択することで,背景色を変更できます*2. |