[ GUIのチュートリアル indexへ戻る | <--前に戻る | 次へ--> ]

画面(分子ビュー)の操作

分子ビューの操作は,画面上でマウスをドラッグすることで行います.

  • Viewで左ボタンをドラッグすると分子モデルが回転します
  • 右ボタンをドラッグすると視点が上下・左右方向に移動します.
  • Shiftを押しながら左ボタンを上下ドラッグすると,拡大縮小
  • マウスにホイールがあるなら,ホイールでも拡大縮小可能
  • Shiftを押しながら左ボタンを左右ドラッグすると,スラブ *1 変更になります.
操作マウスボタン(+key)マウス動作
回転 (X,Y)左ボタン上下左右ドラッグ
回転 (Z)左右ボタン(同時押し)左右ドラッグ
併進 (X,Y)右ボタン上下左右ドラッグ
併進 (Z)左右ボタン(同時押し)上下ドラッグ
拡大縮小Shift+右ボタン上下ドラッグ
ホイールでも可
SlabShift+右ボタン左右ドラッグ

さらに,分子ビューの操作はViewパネルで行うことも出来ます(注意: Version 2.0.1以降ではより使いやすいダイアル状ボタンのpanelに変更されています).

gui_view_panel1.png
  • 各パレットとも,window中の左右矢印ボタンを押すと,対応する成分にViewが変化します(例えばRotXならX軸周り回転など).変化量は,中央のDrop-down boxから選択できます.
  • 併進の座標軸は,画面表示の座標系(Xが水平,Yが垂直方向)になっています.Zは,変化が分かりにくいですが,画面垂直方向に動きます.
  • Z/Sというのは,ZoomとSlabのことで,拡大縮小・スラブの変化が可能です.
  • Transパネル,Z/S (Zoom, Slab)パネルについては,右のテキストボックスに現在値が表示されています(Å単位).

クリックによる分子・原子名などの表示

原子の位置でマウスを左クリックすると,その名称がviewに表示されます.

Documents/GUIのチュートリアル/Step2

さらに,その原子の座標や温度因子など,詳しい情報(下図の赤線内)がステータスバーに表示されます.

gui_atom_info.png

原子の位置で右クリックするとコンテキスト・メニューが表示されます

gui_ctxtmenu.png

一番上は,(読込む時に指定した)分子オブジェクト名,チェイン名,残基名・番号,原子名の順で,情報が出ています. このメニューは選択(実行?)しても何も起こりません.

次の,"Center at this atom"メニューは,文字通り選択すると, その原子がViewの中央に来るように視点が移動します.

それ以下の"Select"関連のメニューは次ページで説明します.

<--前に戻る| 次へ-->


*1 スラブ:分子モデルなどを表示する場合,全体を一度に表示すると見づらくなるため,手前と奥の部分を切り抜いて(クリップして)表示することが良くあります(特に部分を拡大して表示する場合など).CueMolでは,視点を中心に,手前と奥の方向に指定された範囲(スラブ)だけが表示されるようになっています.Shiftを押しながら左ボタンを左右にドラッグすることでこの幅を変更することができます.

Last-modified: Sat, 06 Aug 2011 22:05:40 JST (4977d)