Documents/GUIのチュートリアル/Step4CueMol: Molecular Visualization Framework |
GUIのチュートリアル indexへ戻る| <--前に戻る| 次へ--> 複数の分子の読み込みさらに,他の分子を読み込んでみます(PDBファイルの読み込み参照).ここでは例としてグルタミルtRNA合成酵素とtRNA(Glu)複合体の結晶構造を用いています (PDBID: 1G59). オブジェクト名は1G59に,Rendererはtraceにします. "trace"レンダラーでは,デフォルトでは上図のように蛋白質だとCA(α位炭素)原子, 核酸だとP(リン酸基のリン)原子のみが直線でつながれて,表示されます. "Workspace"パレット現在CueMol上に読み込まれているオブジェクトの一覧は, Workspaceパレットに表示されています(下図). "Objects"カラムにはオブジェクト名が表示されていますが, 名前の左の"田"をクリックすると,そのオブジェクトにアタッチされているレンダラーが 展開されて表示されます(下図). "R"の横に表示されているのがレンダラー名です(後述). "Type"カラムにはレンダラーのタイプ名が表示されています. "0"レンダラーの型は"trace"であることがわかります. ちなみに,レンダラー"(sel)"は選択を表示するためのレンダラーで, 分子を読み込むと勝手に作られます. Typeの横のカラムには,目玉印がありますが, これをクリックするとそのレンダラーの表示・非表示がトグルします. オブジェクトのばあいは,そのオブジェクトの全レンダラーが表示・非表示になります. さらにその隣には,丸印があるカラムがありますが, 丸がついているオブジェクトはcurrent object(現在オブジェクト?)です. 多くの場合,(オブジェクトを指定するコンボボックスなどが無い場合ですが) current objectが操作のdefaultのターゲットになります. このカラムの丸印がついてない部分をクリックすると,そのオブジェクトが current objectになります(ただし,rendererはobjectではないので,クリックしても無視されます). あと,View上でモデルをダブルクリックすると, 選択の副次的な効果として, 自動的にその分子のオブジェクトがcurrent objectになります (シングルクリックでは変更されません). オブジェクトの削除次に,Workspaceパレットで"1G59"を選択した状態にして, 下のボタンをクリックすると そのオブジェクトが削除されます. CueMolでは,削除したものは完全に消えてしまうわけではありません. 削除に関してそれほど神経質になる必要は無いでしょう. 間違って消してしまった場合は,メニューEdit-->Undoで 取り戻すことが出来ます. |